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art tea ceremony work shop

  • 執筆者の写真: riematsubara
    riematsubara
  • 7月23日
  • 読了時間: 2分

更新日:8月8日




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イタリアでの時間が終わりました。

今回のトリノでの展示を、ギャラリーではなく、お茶の専門店で、という選択は、作品作りと並行して25年にわたって私が学んできた茶道を作品と絡めてみたいという私なりの挑戦でした。茶会の題名と言っても良い掛け軸は全てリサイクル素材で仕立て「円」を現すオブジェを浮かせました。この世がまあるく回っていくといいなあという願いを込めました。同じく平和の象徴である鳩をモチーフにした、シャンパンコルクで作った香合。店名である椿の花も全てコルク素材で作り、、。制作した作品は、茶会のための設えとして意識したものです。

二日間に渡り行った茶会は、まずは私が薄茶手前をして,その後,参加者の皆さんにも点てて頂きました。”円相“というテーマを掲げて行ったこの茶会。

お薄手前をしながら私なりのお茶に対する解釈をお話ししました。そしてお客様と会話しながら進めて行きました。私も含めて最初は緊張で角ばっていたその場の雰囲気が,最後には円相そのもの、まあるくなった気がしました。最後に、私から掛け軸に浮かぶ円のオブジェが何に見える?という質問をしたところ、「太陽に見える!」「いや月!」「私は虚無」などなど人それぞれのご意見が興味深かったです。日本のお茶文化にある程度造詣があるお客様たちも新鮮な体験として捉えてくれたようです。

作品作りと茶道、自分にとって大切なものを融合させるという試み遠彼の地でできたことは私のこれからの制作活動にも大きな指針と勇気を与えてくれました。

まっさらな気持ちでご参加いただいたお客様から大変面白かったと感想をいただけて感無量でした。

この会を催してくださったcamellia のEzioさん、コーディネートに加えてお菓子,そして私の言葉を参加者の皆様にわかり易く通訳してくださった宮本さやかさん、ありがとうございました。

また尊敬する師匠の小野宗瑞先生,社中の三澤宗真さんにも御礼申し上げます。

写真は参加してくださった @laloryyyyy

@lou_moun からお借りしました。素敵な写真をありがとうございます。

集合写真は私が撮ったので、本人は写っておりません。



 
 
 

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